【ブログ】予防歯科の重要性
京都市西京区の井上歯科診療所では、気軽に相談できる地域の歯科医院、そして患者様のお口の健康を見守り続けるかかりつけ医として、虫歯や歯周病の治療だけでなく、それらを未然に防ぐ“予防”にも力を入れています。
小さなお子様からご高齢の方まで、ファミリー単位でお口の健康をお守りいたしますので、気になることがあれば何でも気軽にご相談ください。
本ブログでは、そうした皆様のお口の健康に役立つ様々な情報をお届けして参ります。
今回のテーマは“予防歯科の重要性”についてです。
できるだけ自分の歯で過ごすために
初期の虫歯や歯周病は自覚症状がほとんどなく、痛みが出たり違和感を感じて歯科医院に行ってみると、かなり進行していたというケースは少なくありません。
進行した虫歯や歯周病は、治療によっても歯にダメージを与えてしまいますし、さらに、どんなに治療技術が進んでいると言っても、治療を受けたお口の機能は、自分の歯であった元のお口の機能にはかなわないということも事実です。
また、一度削った歯は元に戻ることはなく、虫歯が再発しやすくなるため多くの場合で再治療が必要となります。
これらのことを踏まえると、初めから虫歯や歯周病にかからないようにするのが一番であり、できるだけ自分の歯で過ごすためには「予防歯科」が重要であることがわかります。
予防歯科のメリットは?
予防歯科では定期的に口内のチェックを行うので、虫歯や歯周病を防ぐことができます。
仮に初期の自覚症状がない虫歯が見つかっても、歯へのダメージが少ないうちに治療ができるので痛みが浅く、費用や時間の面からも患者様の負担が少なくすみます。
さらに、定期的なクリーニングを行うため、口元を常に美しい状態に保つことができます。
年を取っても自分の歯を維持する重要性は?
しっかり噛むことで脳は刺激を与えられているため、残っている歯が少なく入れ歯などで補わない方では、認知症の発症リスクが増加すると考えられています。
そのほか、歯周病菌が脳梗塞や心筋梗塞などの危険性を高めるという報告もあり、予防歯科による歯の健康の維持は、歯だけでなく全身の病気の予防や、健康的な長生きにもつながっていると言えるでしょう。
予防歯科で将来も健康に過ごしましょう
大人の歯の本数は親知らずを除き全部で28本あります。
この歯のうち20本以上を80歳まで残せば、一生涯楽しく十分な食事を摂ることができ、体全体の健康にもつながると言われています。
虫歯や歯周病の予防に加え、最初期での適切な治療と、過去に治療した歯の再治療をできるだけゆっくりしたサイクルにすることで、80歳までに20本の自分の歯を残す「8020運動」を実現できるようにしましょう。