【ブログ】妊婦さんのための歯科治療
京都市西京区の井上歯科診療所では、気軽に相談できる地域の歯科医院、そして患者様のお口の健康を見守り続けるかかりつけ医として、虫歯や歯周病の治療だけでなく、それらを未然に防ぐ“予防”にも力を入れています。
小さなお子様からご高齢の方まで、ファミリー単位でお口の健康をお守りいたしますので、気になることがあれば何でも気軽にご相談ください。
本ブログでは、そうした皆様のお口の健康に役立つ様々な情報をお届けして参ります。
今回のテーマは“妊婦さんのための歯科治療”についてです。
お母さんと生まれてくる赤ちゃんのための虫歯予防
妊娠中はホルモンバランスや食生活が変化するため、お口の環境が悪くなることも少なくありません。
もし虫歯があるならば妊娠する前に治しておきたいところですが、定期検診などで妊娠中に虫歯が見つかった場合は、体調を見ながらなるべく早い時期に治療しましょう。
また、妊娠中には虫歯がなくても歯のクリーニングを受けるなどして、お口の状態を良好に保っておくようにしましょう。
こうして妊娠中のお母さんが自身の歯を大切にすることは、生まれてくる赤ちゃんを虫歯から守ることにもつながります。
生まれる前、つまりマイナス1歳から、お子様の虫歯予防は始まっているのです。
子供にうつる虫歯菌は、どこからやってくるの?
虫歯は虫歯菌によって起こるものです。
そのため、菌がいなければ虫歯になることはありません。
また、虫歯菌は歯がなければそこで生存できないため、まだ歯が生えていない赤ちゃんの口には、例え虫歯菌が入ってきても生き延びることができないのです。
ではなぜ、子供は虫歯になるのでしょうか?
それは、1歳7か月(生後19か月)から2歳7か月(生後31か月)の「感染の窓」と呼ばれる時期に、周りの大人、特にお母さんの口から感染するためです。
妊娠中に大切な、お口のケア
子供が虫歯菌に感染する時期が早いほど、その後虫歯になりやすくなることがわかっています。
そのことを考えれば、妊娠中から口内をケアし、お母さんの口にいる虫歯菌を減らしておくことは、赤ちゃんの虫歯菌感染リスクを下げるための、大切なポイントとなることがわかります。
これが、マイナス1歳から始める虫歯予防というわけです。
妊娠後期に入った時期や出産後には、外出が思うようにできず、歯医者に通いづらくなることも考えられます。
妊娠中のお口のトラブルや定期的なケア、妊娠中の歯科検診など、気になることがある方はお早めに、当京都市西京区の井上歯科診療所までご相談ください。