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小児歯科

小児歯科は、乳歯から永久歯に生え変わるまでの子どもたちの歯の健康を守るための診療科です。子どもの歯は大人の歯よりもむし歯になりやすく、適切な予防やケアを行うことで将来の口腔環境を健康に保つことができます。
桂駅近く・京都市西京区の井上歯科診療所では、お子様のペースに合わせた診療や、リラックスして治療を受けられる完全個室など、適切な治療環境をご用意しています。
何歳から歯医者へ通うべき?
定期検診は、大人と同じように子どもにも必要です。一般的に、首がすわった生後4カ月頃から診療は可能ですが、3歳未満のお子様は泣いてしまうことが多いです。3~5歳頃は治療できる子とできない子がいますが、6歳になればほとんどのお子様が治療できるようになります。早い段階から歯科医院に通うことで「歯医者さんは怖くない」と思える環境を作ることが大切です。
お子様の不安を和らげる
子供が歯医者を嫌がる理由を理解し、適切な対応をすることで、歯医者への抵抗感を減らし、スムーズに受診できるようになります。以下では、子供が歯医者を嫌がる主な理由と、それぞれの解決策を紹介します。
環境に対する恐怖心への対策
歯科医院の雰囲気や診療台、機械音に恐怖を感じる子供には、まず院内の雰囲気に慣れさせることが大切です。
- 初めての受診時は、診療台に座るだけ・歯をみがくだけなど、簡単なことからスタートする
- 歯科医院の雰囲気に親しむため、事前に「見学」だけでも訪れてみる
- 診療中は、親が手を握るなどして安心感を与える
【Point】少しずつ環境に慣れることで、恐怖心を和らげることができます。
わからない不安への対策
子供は「何をされるのか分からないこと」に強い不安を感じます。
- 治療の流れを簡単な言葉で説明する(例:「ばい菌をきれいにするよ!」)
- 鏡を使って、口の中の様子を一緒に見ながら説明する
- 診療前に、おもちゃの歯医者セットなどで遊びながら「歯医者ごっこ」をする
【Point】「これから何をするのか」を理解することで、不安が軽減されます。
口の中を触られることへの抵抗感を減らす
口の中は敏感なため、無理に開けるよう指示すると、さらに拒否反応が強くなることがあります。
- 少しずつ口を開ける練習をする(例:「10秒だけ開けようね」)
- 治療前に、歯ブラシを使って口の中を触ることに慣れさせる
- 無理に治療を進めず、休憩をはさみながら進める
【Point】「口の中を触られること=怖くない」と思えるよう、少しずつ慣れさせることが重要です。
痛みへの不安を取り除く
「歯医者は痛いところ」というイメージを持っている子供は多いため、痛みがないことを伝えることが大切です。
- 「痛くないように優しく治療するよ」と安心させる
- 「麻酔をするとチクっとするけど、それ以降は痛くないよ」と説明する
- 事前に「どのくらい痛いの?」と聞かれたら、正直に「少しチクっとするかもしれないけど、すぐ終わるよ」と伝える
【Point】痛みのイメージを和らげることで、不安を減らすことができます。
過去のトラウマを克服する
一度嫌な思いをすると、「歯医者=怖い」と思い込んでしまいます。トラウマを解消するためには、ポジティブな歯医者体験を増やすことが重要です。
- 痛みのない定期検診やフッ素塗布など、簡単な処置から始める
- 治療が終わったら「頑張ったね!」とたくさん褒める
- 「今日はお口のチェックをするだけだよ」と、ハードルを下げる
【Point】成功体験を積み重ねることで、「歯医者は怖くない」と思えるようになります。
体調や気分に合わせて受診する
子供の機嫌や体調は、歯科治療への抵抗に大きく影響します。
- 機嫌の良い時間帯に予約を取る(午前中やお昼寝後がおすすめ)
- 受診前にしっかり食事をとる(空腹だと機嫌が悪くなりやすい)
- 好きなおもちゃなどを持っていき、安心感を与える
【Point】子供がリラックスできる環境を整えることで、スムーズに受診できるようになります。
子どもの歯はなぜむし歯になりやすい?
子どもの歯は、大人の歯よりもむし歯になりやすい特徴があります。
① 乳歯のエナメル質が薄い
乳歯のエナメル質は永久歯の半分ほどの厚さしかなく、むし歯が進行しやすいです。
② 磨き残しが多い
小さな子どもは歯磨きが上手にできないため、むし歯になりやすくなります。仕上げ磨きを習慣化することが重要です。
③ おやつをダラダラ食べてしまう
長時間にわたりおやつを食べ続けると、口の中が常に酸性の状態になり、むし歯のリスクが上がります。
乳歯のむし歯を放置するとどうなる?
乳歯は永久歯よりも柔らかいため、むし歯が一気に進行することがあります。放置すると以下のようなリスクがあります。
- 永久歯の歯並びが乱れる
- むし歯菌が増え、他の歯もむし歯になりやすくなる
- 噛み合わせが悪くなり、顎の発育に影響を与える
早期にむし歯を発見し、適切な治療と予防を行うことが重要です。
むし歯を防ぐためにできること
① おやつの時間を決める
長時間ダラダラ食べるのではなく、おやつの時間を決めて食べ終わる習慣をつけましょう。
② 仕上げ磨きを続ける
小学校低学年までは保護者が仕上げ磨きをしてあげることで、むし歯予防の効果が高まります。
③ フッ素塗布やシーラントを活用する
歯科医院でのフッ素塗布や奥歯の溝を埋めるシーラント処置は、むし歯予防に効果的です。
④ 定期検診を受ける
歯科医院での定期検診を習慣化し、むし歯の早期発見と予防を行うことが大切です。
小児歯科の診療内容
当院では、主に以下の内容の治療を行なっています。
定期検診(1~6カ月に1回)
むし歯や歯ぐきの状態をチェックし、早期発見・予防に努めます。痛みがなくても定期的に受診することで、健康な歯を保つことができます。
フッ素塗布
歯の表面にフッ素を塗ることで、歯質を強化しむし歯を予防します。フッ素の効果は数カ月間持続するため、定期的な処置が推奨されます。
ブラッシング指導
正しい歯の磨き方を指導し、お子様自身が上手に磨けるようにサポートします。保護者の方には仕上げ磨きの方法についてもアドバイスいたします。
歯石除去
歯にこびりついた歯石はブラッシングでは取り除けません。必要に応じて歯石を除去し、歯周病や口臭の予防を行います。
お子様の歯科治療は当院まで

桂駅近く・京都市西京区の井上歯科診療所では、お子様の歯の健康を守るサポートをしています。当院では、お子様一人ひとりのペースに合わせた診療を行い、歯医者さんを「怖くない場所」にすることを大切にしています。
「歯医者を怖がってしまう」「むし歯がないかチェックしたい」など、お子様の歯に関するお悩みがあれば、ぜひ当院へご相談ください。ご希望の方には、完全個室もご用意しています。